(表1)

1.地上部の刈り取り時期目安

 

アスパラガスは一般的に、15℃以下の低温に遭遇すると養分転流(休眠)が始まり、

地下部(貯蔵根)に養分を蓄積し始めます。積算遭遇時間1,000時間ほどで休眠が最も

深く更に5℃以下の低温に800時間遭遇することで休眠が打破されると言われています。

 

 

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1年生株

 

養分転流期(休眠)

 

萌  芽

 

ハウス開放・潅水等

刈取〜
施肥

保温・収穫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多年生株

 

養分転流期(休眠)

 

萌  芽

 

ハウス開放・潅水等

刈取〜
施肥

保温・収穫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.刈り取りまでの管理

 

@潅水管理  養分転流をスムーズに行わせるには、水分が欠かせません。

週に1〜2回は潅水を行い、土壌水分を保つようにします。

 

A病害虫対策  斑点病や褐斑病等の病害菌の翌年への持ち越しを防ぐために

必ず防除を実施します。

 

特に、今年病害虫被害が多かったハウスについては徹底して行う。

B黄化促  ハウスをきっちり開放するとともに、促進剤を積極的に使用し、

貯蔵根に十分に養分を転流させることが重要です。

 

 

3.刈り取りから保温までの流れ

 

 

作  業

内 容・ポイント

1

刈り取り

多年生株は完全に黄化してから刈り取る。

1年生株は80%程度黄化したら刈り取る。

病害虫被害の多かった圃場は出来るだけ遅らせる。

2

枯葉の撤去

病害菌に侵された茎葉を圃場外へ持ち出す。

持ち出す際は出来るだけ土を動かさないように。

3

バーナー焼き(全面)

ハウス内全体をムラなくじっくり焼き、菌密度を低下

させる。

4

除草剤散布

すでに、ハウス内に生えている雑草については、

プリグロックスL 6001000ml100150ℓ 又は

バスタ液剤 300500ml100150ℓ(10a当り)

による茎葉散布処理を行う。

5

表土掃き落とし

(多年生株のみ)

鱗芽が見えない程度(710cm程)に軽く行う。

6

バーナー焼き(畦面)

病害虫被害の多かった箇所を特に徹底的に焼く。

(越冬病害虫の防除)

7

冬肥・堆肥・土壌

改良剤の投入

<手順>

@畦面、鱗芽上の土を通路に落とす(多年生株)。

A通路の上に、石灰資材を施用する。

Bその上に、堆肥・土壌改良剤を施用する。

Cその上に、窒素肥料を施用する。

D管理機などで畦面に上げる。

覆土は厚すぎないように。

E畦を整える。

8

除草剤散布

センコル水和剤 100150g100ℓ(10a当り)又は

トレファノサイド乳剤 200300ml100ℓ(10a当り)

を散布し雑草の発芽を抑制する。

9

2重カーテン準備

すきまが出来ない様にする。

10

晴天時の午前中にたっぷりと行う。

11

保温開始

比較的晴天日の続く時に開始する。

12

蒸し込み作業

一斉にハウス内の温度を上げる。